しかし、当時はロナルド・ロス(1857-1932)がマラリア原虫の蚊の体内での発育と人体への侵入を発見(1898年)しており、1902年にはこの業績でロナルド・ロスはノーベル生理学・医学賞を受賞していたことからグラッシとロナルド・ロスとの間には激しい論争が展開されましたが、この発見の優先権はロナルド・ロスが得ることになります。
その後、グラッシはロナルド・ロスの発見を実証した功績により、イタリア元老議員に選ばれています。
切手は1955年イタリア発行の「グラッシ死去30年記念切手」で、彼の肖像とともにハマダラカと顕微鏡が描かれています。
