ショウジョウバエはハエ目・ショウジョウバエ科に属するハエの総称です。
科学の分野ではその内の1種である"キイロショウジョウバエ"を指します。
キイロショウジョウバエは、突然変異を始めとする遺伝学の研究に使われています。
ショウジョウバエを描いた切手は、多くの国々から発行されています。
トーマス・ハント・モーガン(1866-1945)は、アメリカ合衆国の遺伝学者でショウジョウバエの染色体を研究し、『染色体の遺伝機能の発見』による業績で1933年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
彼の弟子のハーマン・ジョーゼフ・マラー(1890-1967)は、ショウジョウバエに対するX線照射の実験で人為的に突然変異を誘発できることを発見し、『X線による人工(突然)変異の発見』による業績で1946年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
切手は1933年マガダスカル発行の「ノーベル賞受賞者切手」で、右側にモーガン、左側にマラーが描かれています。

切手は1989年スウェーデン発行の「ノーベル賞受賞者切手」で、モーガンによるキイロショウジョウバエを使った染色体の遺伝機能が描かれています。

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