健康寿命は74.9歳でやはり世界1位となっています。
平均寿命と健康寿命を見比べると、75歳から85歳の約10年間は平均的に不健康寿命を送っていることになります。
要するに平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限のある"不健康な期間"即ち不健康寿命を意味します。
平均寿命と健康寿命(日常生活に制限のない期間)の差は、平成22年で、男性9.13年、女性12.68年となっています。
平均寿命とは0歳の人が、その後どれくらい生きるのかを言います。
一方健康寿命は、2000年に世界保健機構(WHO)が提唱した概念で、厚生労働省の定義によりますと「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。
要するに、"日常的に介護などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間"のことを言います。
平均寿命と健康寿命の差が、日常生活に制限のある「不健康な期間」で"不健康寿命"は、男性9.13年、女性12.68年となっています。
いくら平均寿命が延びても、"不健康寿命"が延びるだけでは、介護費用、医療費用の増大や、介護を受ける当人はもとより世話をする家族の心身両面の負担が重くなる訳です。
従ってひとりひとりが自立した幸せな老後生活を送っていけるためにも、更に日本の社会を維持していくためにも、健康寿命を延ばして平均寿命との差を縮めること即ち"不健康寿命"を短くすることはとても重要なこととなります。
切手は1937年オーストリア発行の「冬期慈善切手」で、介護を受ける老人が描かれています。

切手は1993年エルサルバドル発行の「老人月間の植樹切手」で、植樹を使用とする元気な老人とそれを見守る子供が描かれています。

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