かつての日本では「癩(らい)」、「癩病」、「らい病」とも呼ばれていいましたが、それらを差別的に感じる人も多く、歴史的な文脈以外での使用はしていません。
現在ではハンセン病と言われています。
世界におけるハンセン病の新規患者総数は、年間約21万人で、日本の新規患者数は年間で0?1人に抑制され、現在では極めて稀な疾病となっています。
英語圏では、レプラ(leprosy), ハンセン病(Hansen's disease) の両方が使用さ患者は leper(らい者)とも呼ばれるが、1953年に開催された第6回国際らい会議では、患者は leprosy patient と呼ぶことが推奨されています。
松本清張長編推理小説『砂の器』は、ハンセン病を物語の背景としたことでも知られ、大きな話題を呼んだ作品で、1974年制作された話題大作『砂の器』でもハンセン病への差別と偏見がよく描かれています。
1981年のテレビドラ『それからの武蔵』の第6部において、ハンセン病に罹った子供さきを世話して自らも感染した由利姫(梶芽衣子)が迫害されることが描かれています。
切手は1973年インド発行の「らい菌発見100年記念切手」で、顕微鏡を覗くハンセンと右上には拡大されたらい菌が描かれています。

切手は1982年西ドイツ発行の「らい患者福祉協会創立25年記念切手」で、ハンセン病患者の神経肥満の有無を検査している光景が描かれています。

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