災害救助犬は、淡路大震災や東日本大震災の時に活躍しました。
災害救助犬とは、レスキュードッグとも呼ばれています。
地震や台風や土砂崩れなどの災害現場で壊れた家屋や土砂の中に埋もれた人などを、犬の鋭い嗅覚によって瓦礫や泥の中から素早く発見し救助するように訓練されています。
救助犬は、スイスのアルプス山脈に住む修道士たちが自分たちの飼っていた犬を雪山で道に迷った人たちの捜索のために、訓練したことが始まりです。
災害救助犬の種類は、犬種を問いません。
警察犬は、ジャーマン・シェパードが多いことが知られていますが、災害救助犬としはて、ジャーマン・シェパード・ラブラドール・レトリバー・ゴールデン・レトリバー・ボーダー・コリーなどです。
その他の犬種としては、中型犬や小型犬のックスフント、ウェルシュコーギー、柴犬なども災害救助犬として活躍しています。
災害救助犬と警察犬は同じように人命救助のために活動してくれますが、違いがあります
警察犬は、現場で捜索している時は顔を下にして鼻を下向きにしていますが、災害救助犬は空気中に浮遊してる人のニオイをかぐので、必然的に鼻を上向きにしています。
また警察犬は容疑者や行方不明者などの特定の人のニオイが必要でが、災害救助犬は生存、死亡にかかわらず不特定の行方不明者を捜索の対象にします。
不特定多数の人のニオイは、呼気に含まれているニオイで探し出します。
いくら優秀な災害救助犬で遭難した人すべてを探し出すことは不可能です。
人命救助は、"発災後72時間が勝負"と言われ、この時間内での救助が生死を大きく左右されることから災害救助犬は危険な現場での捜索活動は極めて重要となります。
我々人は犬からの大きな恩恵を受けているのです。
災害救助犬は、体力を必要とし沈着冷静な判断を必要とすることから、活動後は精神的・肉体的なダメージも大きいのでしっかりケアをしてあげてください。
切手は1982年ルーマニア発行の「犬切手」の中の1枚で、災害救助犬のセンチバーナードが雪山で救助に当たる光景が描かれています。

切手は1978年モンゴル発行の「犬切手」の中の1枚で、災害救助犬のセンチバーナードが雪山で救助に当たる光景が描かれています。

切手は2016年イスラエル発行の「使役犬切手」の中の1枚で、災害救助に当たるジャーマン・シェパードが描かれています。

切手は1996年アルバニア発行の「使役犬切手」の中の1枚で、セントバーナードの顔のアップとともに切手左側には災害救助犬のセンチバーナードが雪山で救助に当たる光景が描かれています。

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