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2022年05月28日

ヒトゲノム解析

ヒトゲノムとは、一言でいうとヒトのもつ全遺伝子情報のことです。

ゲノムとは、遺伝子「gene」と全体を意味するラテン語「ome」から成り立つ造語です。

2022年4月、米国国立ヒトゲノム研究所などの国際チームがヒトゲノム解析に成功したと科学誌サイエンスで発表しました。

ヒトゲノムの解読は、1990年から『ヒトゲノム計画』を開始して2003年には完了が宣言されていますが、実際には当時の技術では解読困難な部分が8%残っていました。

ヒトゲノムは約30億の対の塩基配列で構成され、細胞の中にある46本の染色体に収められています。

染色体の末端や中央にある配列は繰り返しが多く複雑であったことから、解読が難しくなかなか完了しないのが現実でしたが、新しい手法の開発によってこうした配列の解読を可能にしたことになります。

ヒトゲノム解析によって医学やバイオテクノロジーの飛躍的な発展と、ガンやアルツハイマー病などの難治性の疾患の治療に役立つものになると期待されています。

ヒトゲノム解析の結果生じる最も大きな問題点は、個人の遺伝情報が非常に大きな意味を持ち、社会的に大きな影響を与える可能性があることが指摘されています。

現実米国では、1991年に保険会社が遺伝子検査の結果によって加入を拒否するというケースや、大学卒業時の就職でも遺伝子診断の結果、就職を断られるという問題が発生しています。



切手は2003年イギリス発行の「DNA発見50年記念切手」の中の一枚で、ジグソーパズルになぞらえてヒトのゲノムの解析を行っていることが描かれています。




ヒトゲノム解析.2003.イギリス.jpg



切手は2003年オーストラリア発行の「DNA発見50年記念切手」の中の一枚で、カンガルーの染色体が描かれています。



カンガルーの染色体.2003.オーストラリア.jpg

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2022年05月21日

DNAとは

アメリカ出身の分子生物学者ジェームズ・デューイ・ワトソン(1928〜)は DNAの分子構造における共同発見者の一人で、イギリスの科学者フランシス・クリック(1916〜2004)、イギリスの生物物理学者モーリス・ウィルキンス(1916〜2004)と共に、「核酸の分子構造および生体における情報伝達に対するその意義の発見」に対して、1962年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

DNAとは遺伝を司る分子で、デオキシリボースとリン酸、塩基からなる分子がその最小単位を言います。

DNAとはDeoxyribonucleic acidの頭文字を取った言葉です。

DNA暗号部分は、アデニン(A)・チミン(T)・グアニン(G)・シトシン(C)から成り立ち、これらの塩基はDNAの中で水素結合を介して、アデニン:チミン、グアニン:シトシンで必ず対になってます。


切手は2001年マカオ発行の「科学とテクノロジー切手」で、切手左上にアデニン(A)、切手右上にチミン(T)、切手左下にグアニン(G)、切手右下にシトシン(C)が描かれています。


塩基配列.マカオ.2001.jpg
タグ:DNAとは
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2022年05月14日

ボディマス指数(BMI)

ボディマス指数(ケトレー指数)とは、体重と身長の関係から算出されるヒトの肥満度を表す体格指数で、一般にBMI (body mass index) と呼ばれてます。

計算式は、体重(Kg)÷身長(m)の2乗で求めます。

肥満や低体重の判定に用いられます。

計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なります。

日本肥満学会の定めた基準では、

・18.5未満が「低体重」

・8.5以上25未満が「普通体重」

・25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。

因みに世界保健機構(WHO)の基準では30以上を肥満としています。

ここで注意しなければならないのは、BMIは内臓脂肪の蓄積は必ずしも相関していないことです。

そのことからBMIはメタボリックシンドロームの診断基準には取り入れられていませんが、メタボリックシンドローム予備軍を拾い上げる意味で特定健診・特定保健指導の基準には採用されています。

この指数は、ベルギーの数学者、統計学者で社会学者であるランベール・アドルフ・ジャック・ケトレー(1796〜1874)によって1835年に提案されています。

これは公衆医学上も重要な貢献となっています。

彼は社会学に統計学的方法を導入し、「近代統計学の父」とも称されています。


切手は2017年ベルギー発行の「医学の進歩切手」の中の一枚で、肥満の度合いを調べるBMIが低体重から肥満に分類する指数として示されていて、右上には提唱者のランベール・アドルフ・ジャック・ケトレーの肖像が描かれています。




BMI.ベルギー.2017.jpg
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2022年05月07日

タバコと肺がんの関係

最近の日本人の喫煙率は、男性27・1%、女性7・6%です。

一昔前の喫煙率は80%以上であったことからして、極めて低い喫煙率になってきています。

1950年代以降、たばこと肺がんの因果関係を示す報告が数多く報告されるのと同時に、禁煙することで、肺がん、口腔がん、食道がん、咽頭がん、膀胱がん、子宮頸がんなどのリスクが低下するデータも示されました。

要するにこれまでの研究から、喫煙と肺がんに関係があることは間違いことなのです。

ところが喫煙率が減っているのに肺がんが増加する傾向がありますが、これは何故なのでしょうか?

タバコが要因となる肺がんは、肺門部に多く発症する"扁平上皮がん"で喫煙が原因でなるリスクは90%とのデータがあります。

近年、顕著に増えているのが"腺がん"で、このがんは喫煙との関連が少ないとされています。

腺がんの原因としては、車の排気ガス、PM2.5などの大気汚染物質などとともに女性ホルモンの関与も疑われています。

閉経の遅かった女性、それに低用量ピルを飲んでいる女性らに肺腺がんが多いことがわかってきたのです。

現実長年のヘビースモーカーなのに、がんを発症しない人も大勢います。

特に肺がんの発生は、個別の要因以外にも環境や遺伝などの要因が複雑に関与している可能性があるのです。

しかし喫煙と肺がん発症には関係があります。

禁煙は肺門部に多く発症する"扁平上皮がん"になるリスクを低下させます。


切手は1948年キューバ発行の「タバコ産業切手」の中の一枚で、キューバの葉巻が描かれています。



はまき.キューバ.1948.jpg



切手は1986年ニカラグア発行の「農業革命切手」の中の一枚で、タバコの葉とともに紙巻たばこが描かれています。



タバコ.ニカラグア.1983.jpg


切手は2018年ベトナム発行の「禁煙切手」で、健全な家と健康な肺、肌子を吸う家族と喫煙によって汚れた肺そしてたばこを持つ手の上STOPの文字が描かれ禁煙が呼びかけられています。




禁煙.ベトナム.2018.jpg
posted by 血液の鉄人 at 07:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学切手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする