2022年10月08日

モートン病

1876年にトーマス・モートンが報告した病気で、足の「趾神経」とよばれる神経の周りにモートン神経腫とよばれる結合組織の塊が生じる病気です。

モートン病は、ハイヒールなど足の先端部を圧迫する靴を日常的に履いている女性がかかりやすい病気で原因は靴です。


巷ではハイヒール病とも呼ばれることもあります。

靴のスタイルによっては男性でもなることはもちろんあります。

症状としては足裏の指の付け根に熱く焼かれたような痛みと、その先の指に放散する痛みやしびれが主な症状で、最初は歩いている最中だけの症状ですが、進行するとじっとしているときにも痛みやしびれを感じるようになります。

40〜60歳代の女性に多く、部位では第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間が最も多く、次いで、爪第2趾(人差し指)と第3趾の間が多いとされています。

靴が原因で起こるモートン病は、靴を変えることで改善が期待できますが、発症して重症になってしまうと手術が必要になることもあります。

予防法としてはヒールの高い靴や負担のかかる先細い靴を避ける、また痛みのある部位に負担がかからないように足底パットをあてるなどして、足の付け根への圧を減らすことからはじめます。

またそれでも改善しない場合は、ステロイドの注射が行われます。

有効性は短期では47%、長期的には30%とされています。

他に超音波下でモートン神経腫の部位にエタノールを注入する治療や手術によって神経腫を切除するなどの方法があります。


切手は2015年イタリア発行の「イタリアの生産及び経済システム切手」の中の一枚で、サルヴァトーレ・フェラガモが女優マリリン・モンローのためにデザインした貴重なヴィンテージ・パンプスが描かれています。




ハイヒール.2015.イタリア.jpg



切手は2018年日本発行の「身近なファッションアイテムを題材としたグリーティング切手」に収められた一枚で、カラフルなハイヒールが描かれています。




ハイヒール.日本.2018.jpg


どの靴も長く履き続けるとモートン病になりそうてすねぇ!!
タグ:モートン病
posted by 血液の鉄人 at 07:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学切手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする