日本の成人の糖尿病有病者数は1,100万人と推定されていて、2021年の調査では世界順位の9位になっています。
糖尿病は急性の症状よりも慢性合併症が怖い病気です。
慢性合併症としては,細小血管障害による網膜症,神経障害と腎症,大血管障害の冠動脈疾患,脳血管疾患と末梢動脈疾患に分類されます。
特に糖尿病の三大合併症としては、
1.糖尿病性神経障害
神経細胞に血液が届かなくなり、手や足の感覚が鈍り、発汗異常や立ちくらみ、便通異常、男性の場合は勃起障害も引き起こされ、ほんの些細な傷や水虫から。足が腐り、年間2万本もの脚が切断されています。
2.糖尿病性網膜症
目の毛細血管が破れて酸素や栄養が届かなくなりますが、かなり進行しても自覚症状が出にくいのが特徴である日突然目の前が真っ暗になることが多い。
失明原因の第2位であり,年間3,000人の糖尿病患者が視力を失っています。
3.糖尿病性腎症
血糖値が高い状態が20年ほど続くと腎臓が機能しなくなり人工透析が必要となります。
糖尿病性腎症により透析治療を必要とする患者数は増加の一途をたどり,1999年からは慢性糸球体腎炎を抜いて新規透析導入原因の第1位となりましたが、最近ではその傾向は徐々に弱まってきていますが無視はできません。
腎臓を移植しない限り、透析は一生続けなければならなくなります。
切手は1974年ドミニカ共和国発行の「糖尿病との戦い切手」の中の一枚で、糖尿病性神経障害出足を切断した患者が描かれています。
切手は1974年ドミニカ共和国発行の「糖尿病との戦い切手」の中の一枚で、糖尿病性腎障害で侵された腎臓が描かれています。
切手は1974年ドミニカ共和国発行の「糖尿病との戦い切手」の中の一枚で、糖尿病性網膜症で失明した眼が描かれています。
切手は2001年米国発行の「糖尿病の認識切手」で、糖尿病による糖尿病性網膜症の注意が呼びかけられています。
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