ローマ神話ではバッカスと呼ばれています。
ディオニュソスはゼウスとテーバイの王女セメレーの子供です。
ゼウスの妃ヘラは、嫉妬深くゼウスと関係のあったセメレーを憎みヘラはセメレーの乳母ベロエーに化けて何も知らないセメレーを言葉巧みにそそのかします。
乳母に化けたヘラは、"婆やは心配でたまりません。
相手の方は本当にゼウス様なのでしょうか?嘘をつく男は多いのですよ確かめるためるために天上でのお姿を見せてくださるようお願いしたらどうでしょう?もうすぐお子様も生まれてくるのですから"。
セメレーは乳母の言葉を信用して人間に化け会いに来たゼウスに頼みこみます。
"ゼウス様!ひとつお願いがあります、叶えてくださいますか?"
ゼウスは何なりと言ってごらん、"あの冥界の河スティクスに誓って叶えてあげよう"と答えます。
"天上でのゼウス様の神々しいお姿私にお見せください"とセメレーは頼みます。
彼女の願いを聞いたいたゼウスは、後悔しますが、冥界の河スティクスに誓ったからには、神々でさえその誓いを破ることは出来なかったのです。
次に会う時、ゼウスは雷(いかづち)を持って現れました、当然のことながら人間のセメレーの体は耐えきれず燃え尽きてしまいます。
ゼウスは、すぐさまセメレーのお腹の子を救い出すと自分の太腿に入れて育て、月日が満ち臨月となりゼウスの太腿から生まれたのがディオニュソスなのです。
ディオニソスは成長すると、ぶどうの栽培やその果汁から酒を造ることを発見し、ブドウの栽培と酒の作り方を教えて歩きます。
切手は1953年ギリシャ発行の「ギリシャの国産品切手」の中の一枚で、ブドウを持つディオニュソスが描かれています。
切手は1964年キプロス発行の「キプロスワイン切手」の中の一枚で、ワインを飲むディオニュソスとアクメが描かれています。
切手は1984年ギリシヤ発行の「パルテノンの彫刻切手」の中の一枚で、ディオニュソスの彫刻が描かれています。