2024年11月30日

ギリシャ神話に登場する各種アイテム−7.ヘルメスのペタソス−

ペタソス(petasos)は、ギリシャ神話に登場する神ヘルメスの象徴的な帽子です。

広いつばがあり、両側に翼が生えた独特な形状をしています。

ヘルメスは旅の神であり、ペタソスは迅速な移動を可能にする道具として描かれ翼は空を飛ぶことを象徴し、ペタソスの広い鍔は太陽の光を遮り、旅人を守ると考えられていました。

さらにヘルメスは神々の使者であり、様々な姿に変身して人々の前に現れます。

ペタソスは、その変身能力を象徴するアイテムの一つとされています。

ヘルメスは知恵と魔法の神でもありペタソスは、その知恵と魔法の力を象徴し、着用することで知恵や洞察力を得られると考えられていました。



切手は1861年ギリシャ発行の「ギヘルメス切手」の中の一枚で、ペタソスを被ったヘルメスの横顔が描かれています。

ヘルメス.ギリシャ.1861.jpg


切手は1986年ギリシャ発行の「ギリシャ神話切手」の中の一枚で、ペタソスを被ったヘルメスが描かれています。


ペタソスを被ったヘルメス.ギリシャ.1986.jpg
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2024年11月23日

ギリシャ神話に登場する各種アイテム6.ヘルメスのタラリア−

タラリアとは、ギリシャ神話の伝令神であるヘルメス(ローマ神話ではメルクリウス)が履いている有翼のサンダルです。

これはヘルメスが空を高速で飛ぶことを可能にし更に、彼が自由に旅行することを可能にしました。

ヘルメスのサンダルは、金または銀で作られたとよく描写されます。

このサンダルは足首にストラップで留められ、翼は足の裏から生えている翼は、ヘルメスが空を素早く簡単に飛ぶことを可能にし彼が非常に静かに飛ぶこともできたため、ヘルメスはしばしばスパイや盗聴に使用されました。

ヘルメスのサンダルは、ギリシャ神話で重要な役割を果たしました。

たとえば、ヘルメスはサンダルを使って、トロイア戦争中にトロイア人を助けるためにギリシャ人からパリスの金のリンゴを盗みま、彼はまたサンダルを使っ、巨人族との戦いで神々を助けるためにオリンポス山から百眼の巨人アルゴスを連れてきました。

ヘルメスのサンダルは、旅、貿易、盗みの象徴でもあり、機知に富み、機敏さの象徴としても見られます。



切手は1901年ギリシャ発行の「ヘルメスシリーズ無目打ペア切手」で、カケデウスを持ち天をかけるヘルメスの足に履かれたタラリアがよくわかります。


ヘルメス.ギリシャ.1901.jpg



切手は1949年アルゼンチン発行の「航空切手」で、タラリアを履いて天をかけるヘルメスが描かれています。



タラリアを履いたヘルメス.アルゼンチン.1949.jpg

切手は1973年グレナダ発行の「世界気象機関創立 100 周年切手」の中の一枚で、宇宙をかけるヘルメスが描かれています。


ヘルメス.グレナダ.1973.jpg
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2024年11月22日

二十四節気−22.小雪−

本日2024年11月22日は小雪(しょうせつ )です。

雪が降り始める頃で、まだ積もるほど降らないことから、小雪といわれたようです。

陽射しが弱くなり冷たい北風が木々の葉を落とし、橘の実などの柑橘類は黄色く色づいてきます。

日増しに冷え込みが増し冬の気配が訪れ、温かい鍋料理が美味しい季節となります。

この節気の頃は「お歳暮」の準備を始める時期としても知られます。



切手は2019年中国発行の「二十四節気切手」の中の一枚で、小雪が描かれています。


小寒.中国.2019.jpg


切手は2000年台湾発行の「二十四節気切手」の中の一枚で、小雪が描かれています。


小雪.台湾.2000.jpg


切手は2022年台湾発行の「二十四節気切手」の中の一枚で、小雪が描かれています。


小雪.台湾.2022.jpg


切手は2015年日本発行の「野菜とくだものシリーズ第3集」の中の中に収められた一枚で、黄色く色づいたデコポン(シラヌヒ(不知火))が描かれています。


デコポン.日本.2015.jpg

※デコポンとは、柑橘類のシラヌヒ(不知火)系に対する熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標で、果樹および果実の品種名やその通称ではありません※


切手は2021年日本発行の「My旅切手シリーズ第6集」の中の中に収められた一枚で、美味しそうなきりたんぽ鍋が描かれています。


きりたんぽ鍋.2021.jpg
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2024年11月16日

ギリシャ神話に登場する各種アイテム5.太陽の戦車−

ヘリオス(Helios)の太陽の戦車は、ギリシャ神話に登場する神であるヘリオスが乗るとされる伝説上の戦車です。

ヘリオスは太陽神であり、毎日太陽の戦車に乗って空を横切り、地球を一周するとされています。

ヘリオスの戦車は、大きな四輪の戦車で、金色や炎のような輝きを持っているとされています。

戦車は、ヘリオスが太陽を引くために使用され、夜の間は東の海に沈み、朝になると再び東の空から昇ってくるとされています。

ヘリオスの戦車は非常に強力であり、普通の人間が制御することはできないとされています。

伝説によれば、ヘリオスの息子であるファエトーン(Phaethon)が戦車を制御しようとしたところ、制御不能となり、地上を燃やしてしまったといわれています。

ヘリオスの太陽の戦車は、古代ギリシャの神話や文学作品で頻繁に言及されており、太陽の動きや天文現象の説明に使われることもあります。

しかし、現実の世界では、太陽の動きは地球の自転と公転によって起こる自然現象であり、神話的な戦車によるものではありません。



切手は1935年ギリシャ発行の「ギリシャ神話切手」の中の一枚で、太陽の戦車に乗って天をかけるヘリオスが描かれています。


ヘリオスと太陽の戦車.ギリシャ.1935.jpg


切手は1991年ギリシャ発行の「ヨーロッ手切手」の中の一枚で、太陽の戦車に乗って天をかけるヘリオスが描かれています。


太陽の戦車.ギリシャ.1991.jpg


切手は1973年グレナダ発行の「世界気象機関創立 100 周年切手」の中の一枚で、太陽の戦車に乗って天をかけるヘリオスが描かれています。



ヘリオス.グレナダ.1973.jpg
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2024年11月09日

ギリシャ神話に登場する各種アイテム4.女神アテナのフクロウ−

ギリシャ神話では、アテナは知識、知恵、戦争、文明の女神として崇められていました。

彼女は知識の象徴としてフクロウと結びつけられ、しばしばフクロウを使って彼女のメッセージを伝えるとされています。

フクロウは夜行性の鳥であり、暗闇で優れた視力と聴力を持っています。

この特性から、フクロウは古代ギリシャの人々にとって知識と英知の象徴となりました。

アテナとフクロウの結びつきは、彼女の知恵や洞察力を表すために使用されました。

また、フクロウはアテナの聖なる鳥と考えられ、アテナの象徴とされました。アテナの神殿や彫像には、しばしばフクロウが描かれ、アテナとの結びつきを強調しています。

ギリシャ神話では、知恵や美術の女神アテナはフクロウを連れており、フクロウにも女神と同じ力が宿っているとされています。

アテナはアテネの守護神でもあり、フクロウは世界中で知恵のシンボルと言われています

アテナのフクロウは「コキンメフクロウ」という種類で、細身で小柄な見た目が特徴です。

アクロポリスの丘に建立されたパルテノン神殿の裏面には、アテナ神の聖鳥であるフクロウが表現されています。

また、ギリシャには「アテネにフクロウを持っていく」という諺がありこれは「釈迦に説法」という意味で、アテネとフクロウは深い関係にあることを示しています


切手は1959年ギリシャ発行の「古代ギリシャのコイン切手」の中の一枚で、古代コインに描かれたアテナとフクロウが描かれています。


アテナとコイン.ギリシャ.1959.jpg


切手は1986年ギリシャ発行の「ギリシャ神話 - オリンポスの神々切手」の中の一枚で、左手にフクロウを持つ女神アテナが描かれています。


アテナとフクロウ.ギリシャ.1986.jpg
posted by 血液の鉄人 at 08:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシャ神話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする