一方,"インシュリン"は以前によく使われた語形であり,現在でも"インシュリン"の語形になじみのある人も多いのが現実です。
"インシュリン"は英語ですが、"インスリン"はドイツ語なんです。
一般的には英語の"インシュリン"が使われますが、医学用語としてはドイツ語の"インスリン"が使われる傾向にあるようです。
現在医薬品としては"インスリン"が正しい呼び方となっています。
以前は日本薬局方には"インシュリン"と記載されていましたが、時期は不明ですがいつの頃からか"インスリン"と変更されています。
要するに医学では"インスリン"と統一されていますが、一般的には"インスリン"でも"インシュリン"でどちらを使っても良いということです。
切手は1990年デンマーク発行の「付加金切手」で、6量体インスリンの結晶が描かれています。

切手は2021年スイス発行の「インスリン発見100年記念切手」で、インスリンの三次元構造(A鎖とB鎖)が描かれています。
