花が青く美しいので観賞用に栽培されていることと、最近のめだかブームで屋外でのめだか飼育でも鑑賞・水質浄化のほか、ホテイアオイの根にめだかが卵をよく産み付ける事からめだかの産卵床に使えるので便利であることからビオトープに浮かべられています。
ホテイアオイは世界の熱帯・亜熱帯域に帰化し、日本では本州中部以南のあちこちで野生化しています。
繁殖力が非常に強く、栄養分の豊富な水域ではあっという間に水面を覆い尽くすことから、水の流れを滞らせ、水上輸送の妨げとなり、また漁業にも影響を与えるなど日本だけでなく世界中で問題となっています。
水面を覆い尽くすことから、在来の水草を競争で排除する事態や水生動物への影響も懸念されており、国際自然保護連合(IUCN)種の保全委員会が作成した 世界の侵略的外来種ワースト100の中に入っていますが、日本ではホテイアオイは特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律において特定外来生物には指定されていません。
ただし要注意外来生物には指定されています。
爆発的に増えることから"青い悪魔"とも呼ばれて嫌われています。
繁殖力が極めて強いので、栽培するのであればしっかりとした管理が必要で決して川や池に放してはいけません。
ホテイアオイの花は青くて綺麗なことから、多くの国で切手に描かれています。
切手は1989年アルゼンチン発行の「普通切手」で、ホテイアオイの花が描かれています。

切手は1993年台湾発行の「水生植物切手」で、ホテイアオイの花が描かれています。

切手は2017年バングラディシュ発行の「バンドン切手展切手」で、水面を覆い尽くしたホテイアオイが描かれています。

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