若年層を中心に大麻使用に対する意識の変化がみられ、"少しなら構わない"、"個人の自由である"という考えが若年層で増加しているようです。
米国の一部の州で、大麻の医療目的での使用や、嗜好目的での使用が合法化されたことが、日本の若者層に影響を与えているのかもしれません。
大麻とは、「カンナビス・サティバ」または「カンナビス・インディカ」と呼ばれる植物の葉、花穂、茎、種子を乾燥させたものです。
大麻には精神作用物質であるテトラヒドロカンナビノール(THC)やその他類似化合物が含まれています。
テトラヒドロカンナビノールは、幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等をもたらします。
大麻は乾燥大麻(マリファナ)、大麻樹脂、液体大麻に分類されています。
大麻は日本で最も使用されている違法薬物です。
しかし大麻草の成熟した茎、 及びその茎から作られる繊維等の製品(樹脂を除く)と、 大麻草の種子及びその製品は規制対象から除かれます。
そのため日本国内では、都道府県知事の免許を受けた大麻取扱者のみが大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等を認められており、大麻取扱者以外の者がこれらの行為を行った場合は罰せられます。
また研究のための使用は大麻研究者のみ可能です。
従って大麻の栽培、所持、譲受・譲渡等は原則禁止されています。
大麻は身体に影響がない・依存性がないなどの誤った情報が拡散していますが、脳に作用して記憶力や学習能力の低下や知覚の変化を引き起こすなど危険なものです。
切手は2017年ボスニアヘルツェゴビナ - スルプスカ共和国発行の「工業用植物切手」の中の一枚で大麻が描かれています。

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