計算式は、体重(Kg)÷身長(m)の2乗で求めます。
肥満や低体重の判定に用いられます。
計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なります。
日本肥満学会の定めた基準では、
・18.5未満が「低体重」
・8.5以上25未満が「普通体重」
・25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。
因みに世界保健機構(WHO)の基準では30以上を肥満としています。
ここで注意しなければならないのは、BMIは内臓脂肪の蓄積は必ずしも相関していないことです。
そのことからBMIはメタボリックシンドロームの診断基準には取り入れられていませんが、メタボリックシンドローム予備軍を拾い上げる意味で特定健診・特定保健指導の基準には採用されています。
この指数は、ベルギーの数学者、統計学者で社会学者であるランベール・アドルフ・ジャック・ケトレー(1796〜1874)によって1835年に提案されています。
これは公衆医学上も重要な貢献となっています。
彼は社会学に統計学的方法を導入し、「近代統計学の父」とも称されています。
切手は2017年ベルギー発行の「医学の進歩切手」の中の一枚で、肥満の度合いを調べるBMIが低体重から肥満に分類する指数として示されていて、右上には提唱者のランベール・アドルフ・ジャック・ケトレーの肖像が描かれています。

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