この水銀を初めて凝固させたのは、ミハイル・ワシリエヴィチ・ロモノーソフです。
ミハイル・ワシリエヴィチ・ロモノーソフ (1711〜1765)は、ロシアの博学者、科学者、作家で、文学、教育、科学に関する幾多の業績を残しています。
その業績の中には、金星の大気の発見・気体分子運動論や質量保存の法則を示唆する・重力を説明する古典力学的理論について・ボイルの実験の否定・望遠鏡の改良・氷山のできる過程の説明・水銀を初めて凝固させるなどがあります。
また、、土壌、泥炭、石炭、石油、コハクが生物が変化したものであることを証明しています。
広範囲にわたる多くの先駆的な科学上の業績があるにもかかわらず、彼は生前認められず20世紀初頭のロシアの科学史家の研究によってようやく正当な評価を受けるようになりました。
後年、彼にちなんで月のクレーターの一つがロモノーソフ (Lomonosov (lunar crater)) と、また火星のクレーターにも(Lomonosov (Martian crater))と名付けられています 。
更に1948年、大西洋の海嶺の一つがロモノーソフ海嶺 (Lomonosov Ridge) と名付けられています。
切手は2011年ロシア発行の「ロモノーソフ誕生300年小型シート」で、執筆中のロモノーソフが描かれています。

切手は2021年ギニアビサウ発行の「ロモノーソフ誕生310年小型シート」で、切手には彼の肖像とロモノーソフ石、シート面には彼の銅像と天体観測機器が描かれています。

切手は2021年中央アフリカ発行の「ロモノーソフ誕生310年小型シート」の中の一枚で、彼の肖像と銅像そして、右下の切手には火星のロモノーソフ・クレーターが描かれています。

切手は1999年スロベニア発行の「鉱物切手」で、辰砂(しんしゃ)と水銀の粒が描かれています。
