2023年07月01日

オリンポスの十二神物語−10.ヘルメス−

ヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神で神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神とされています。

彼は、つば広の丸い旅行帽(ペタソス)を頭に被り、神々の伝令の証である杖カドゥケウス(ケーリュケイオン)を手に持ち、空を飛ぶことができる翼の生えた黄金のサンダル(タラリア)を足に履いた姿で表され、時には武器である大鎌ハルペーを持っています。

この大鎌ハルペーは、ベルセウスがメドーサを退治する時に貸し与えられました。

火の起こし方を発見した神でもあります。

ローマ神話ではマーキュリーに相当します。

彼の持つカドゥケウスには2匹の蛇が巻き付き、頂に翼が羽ばたいています。

彼の持つカドゥケウスは、ヘルメスの杖と呼ばれ医学のシンボルとよく間違われます。

医学のシンボルは1匹の蛇が巻き付いたアスクレピオスの杖です。


切手は1901年ギリシャ発行の「ヘルメス切手」の中の一枚で、世界を飛び回るヘルメスが描かれています。


ヘルメス.ギリシャ.1901.jpg



切手は1923年ギリシャ発行の「ヘルメス無目打ペア切手」で、大鎌ハルペーを持ち黄金のサンダルを履こうとするヘルメスが描かれています。


サンドルを履くヘルメス.1923.ギリシャ.png



切手は1929年ブラジル発行の「経済と文化切手」の中の一枚で、世界を飛び回るヘルメスが描かれています。



ヘルメス.ブラジル.1929.jpg



切手は1968年オーストリア発行の「切手の日切手」で、伝令ヘルメスが描かれています。


ヘルメス.オーストリア.1968.jpg
posted by 血液の鉄人 at 08:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学切手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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