2024年07月20日

梅毒に悩んだ著名人−17.ウルリヒ・フォン・フッテン−

ウルリヒ・フォン・フッテン(1488〜1523)は、ドイツの著作家・思想家・人文主義者で、宗教改革期にカトリック教会を激しく批判した人物です。

フッテンは、カトリック教会の腐敗と堕落を鋭く批判し1518年、彼は「エラスムス宛ての書簡」を発表し、教会の聖職者による売官や、教皇の絶対権を批判した。

また、1520年には「カトリック教会の腐敗」を出版し、教会が人々から搾取を行っていると非難しています。

フッテンの批判は、宗教改革を推進する上で大きな役割を果たしまた、彼はドイツ語の普及にも貢献し、ドイツ近代文学の形成に影響を与えた人物でもあります。

また彼は1517年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世から桂冠詩人の称号を受けてます。

※桂冠詩人(けいかんしじん)は、優れた詩人に与えられる称号※

彼はエラスムスの強い影響を受けた人物です。

彼も梅毒トレポネーマに感染し1523年梅毒で死亡しています。


切手は1988年西ドイツ発行の「著名人切手」で、ウルリヒ・フォン・フッテンが描かれています。


フッテン.西ドイツ.1988.jpg



posted by 血液の鉄人 at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学切手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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