梅毒トレポネーマは、現在でも試験管内の人工培養は不可能のため、病原性の機構はほとんど解明されていません。
梅毒トレポネーマを増殖させる方法として、ウサギの睾丸に菌や検体を接種する方法がとられています。
接種して暫くすると梅毒トレポネーマが増殖して睾丸が腫れ上がるので、睾丸を取り出して磨りつぶして梅毒トレポネーマを採取します。
何故ウサギの睾丸でしか培養できないのかは、現在でもその理由は解明されていませんが、1998年には、梅毒トレポネーマ全ゲノムのDNA 配列が決定され公開されています。
しかしウサギも大変迷惑なことですね。