2024年09月21日

梅毒に悩んだ著名人−25.番外編その4.梅毒トレポネーマとウサギの睾丸−

梅毒は、スピロヘータの一種の梅毒トレポネーマ (Treponema pallidum) によって引き起こされる性行為感染症のひとつです。

梅毒トレポネーマは、現在でも試験管内の人工培養は不可能のため、病原性の機構はほとんど解明されていません。

梅毒トレポネーマを増殖させる方法として、ウサギの睾丸に菌や検体を接種する方法がとられています。

接種して暫くすると梅毒トレポネーマが増殖して睾丸が腫れ上がるので、睾丸を取り出して磨りつぶして梅毒トレポネーマを採取します。

何故ウサギの睾丸でしか培養できないのかは、現在でもその理由は解明されていませんが、1998年には、梅毒トレポネーマ全ゲノムのDNA 配列が決定され公開されています。

しかしウサギも大変迷惑なことですね。


切手は1999年タイ発行の「世界青年切手展 THAIPEX '99 バンコク小型シート」で、イエウサギ達が描かれています。


世界青年切手展 THAIPEX '99 バンコク小型シート.タイ.1999.jpg
posted by 血液の鉄人 at 12:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 医学切手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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