ゼウスは天空神として、全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配していますが、彼は好色な神でありしばしば妻のヘラの目を盗んでは浮気を繰り返します。
これは、強力な神々や半神半人を生み出し、全宇宙や人間界の基盤を整えるためでもあったとされています。
ゼウスは最強の武器としてキュクロープスの作った雷霆(ケラウノス)を持っていて、その威力はオリンポス最強と謳われるほど強大なものでこの雷霆をゼウスが使えば世界を一撃で熔解させ、全宇宙を焼き尽くすことができるとされています。
キュクロプスは、極めて優れた鍛冶技術を持つ一つ目の巨人で、長らく監禁されていましたが、ゼウスにより開放されその礼に雷霆(ケラウノス)を作ります。
切手は1937年ギリシャ発行の「ギリシャの歴史切手」の中の一枚で、雷霆(ケラウノス)を持つゼウスの像が描かれています。
切手は2008年ガンビア発行の「世界七不思議切手」の中の一枚で、オリンピアのゼウス神殿にあったとされる巨大なゼウス像が描かれています。
このオリンピアのゼウス像は、紀元前435年に古代の高名な古代ギリシャ彫刻家ペイディアス(紀元前年490頃〜紀元前430年頃)によって建造された、全長およそ12メートルの天空神ゼウスの彫像ですが現存していません。
切手は2002年ギニア発行の「ドミニク・アングル絵画切手」の中の一枚で、アングル作『ユピテルとテティス』が描かれています。
ドミニク・アングル(1780〜1867)は、フランスの画家で『ユピテルとテティス(1811年作)』は、『ジュピターとテティス』とも表記され、海の女神テティスが子供アキレスに味方するようにゼウスに懇願するというホメロスの叙事詩『イリアス』第1巻の有名な場面を描いたものそです。
※ユピテル(ジュピター)とは、ローマ神話に登場する主神でギリシア神話のゼウスと同一視されています※